パーキンソン辞典・お知らせ
DBS会議
2019年6月3日に、京都市内のホテルで開催された、DBS Think Tank Eastという国際会議に出席していまいりました。DBSとはDeep Brain Stimulationの略であり、主にパーキンソン病患者さんの外科的治療として有用な治療オプションですが、その他にもジストニアやトゥーレット症候群などの神経・精神疾患にも効果があり、全世界で用いられるようになった治療法になります。今回はフロリダ大学のOkun先生が指揮をとられ、World Parkinson Congress 2019に合わせて、会議が開かれました。当科からは坪井教授と藤岡が、当院脳神経外科からは井上教授と森下先生が出席、その他、国内から順天堂大学脳神経内科の大山先生や横浜市立大学の木村先生などが出席されました。藤岡からは、トゥーレット症候群に対するDBS治療における本邦の現状と当院での治療状況を報告があり、森下先生からはパインソン病におけるDBS治療についてのピットホールについてレクチャーがありました。またアジア各国からのDBSの治療報告やレクチャーなど盛りだくさんの内容で、厚い議論を交わすことができ、また交流を深めることができました。引き続き、当院におけるDBS治療の充実化に向けてPD診療センター皆で力を合わせていきたいと存じます。