パーキンソン辞典・お知らせ
DBS療法対象者
パーキンソン病患者さんの中で、 DBS療法が適応となる患者さん
飲み薬や貼り薬にて治療中の⽅で、⼀番調⼦が良い時と悪いときの差が⼤きい⽅
飲み薬や貼り薬にて治療しても、オフ症状やジスキネジアが解消できない⽅
幻覚、吐き気などのお薬の副作⽤が出やすくお薬が⼗分に増やせない⽅
薬の効きにくい振るえ(振戦)をお持ちの⽅
パーキンソン病患者さんの中で、 DBS療法が適応となりにくい患者さん
認知機能障害をお持ちの⽅
パーキンソン病治療薬によるものではない精神症状をお持ちの⽅
飲み薬で⼀番調⼦が良い状態でも、寝たきりに近い⽅
飲み薬や貼り薬の効果が乏しい⽅
メリット・デメリット
DBS療法が得られるメリット
オフの状態を改善させることにより、⼀⽇を通して良い状態を保つことができます。飲み薬を調整しやすくなります。
DBS療法が得られるデメリット
本療法に伴う下記のような合併症や副作⽤も起こりえます。
⼿術時の合併症
脳出⾎や感染症、⿇酔薬に対するアレルギー反応など(1%未満)
デバイス関連の合併症
重篤な感染症(1%未満)
刺激による副作⽤
⼿⾜のつっぱり、しびれ、物が⼆重に⾒える、しゃべりにくさ、歩きにくさ、気分の変調、幻覚/妄想、⾼次機能への影響など